ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「あ、でも……」

 考え込むエリナに、ミメットが「どうしたんだい?」と尋ねた。にこにこしながらエリナの話を聞いていた八百屋も、怪訝そうな表情になった。

「そのサラダは俺も食べてみたいくらいに美味そうなんだが、なにか問題があるのか?」

 八百屋の主人の言葉に、エリナは頷いた。

「トマトと白チーズのサラダは確かに美味しい料理です。でも、このたくさんのトマトは毎日獲れるんでしょう? ずっと同じサラダを作るわけにもいかないし……こんなに美味しくて、色も綺麗なトマトを無駄にしない方法があったらと思って……あっ、そうだ」

 エリナは八百屋に言った。

「食べきれないなら、保存しておけばいいんですよね」

「保存? いや、トマトはそうはもたないぞ」

「そうだね。トマトはじゃがいもや人参なんかと違って水分が多いから、長期の保存には向かないんだよ」

 ミメットも、残念そうな顔をした。

「この美味しさをずっととっておければいいんだけどねえ……」
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