ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 いつもがんばっていて偉いと褒めてくれる。
 ちゃんと休むんだよと、心配してくれる。
 作った料理を美味しいと喜んで食べてくれる。
『今日もとても美味しかったよ、ごちそうさま』と、甘いお菓子をそっと手渡して、頭を撫でてくれる。
 もっと甘えていいんだよと、抱き上げてくれる。
 なんていい子なんだと頬ずりしてくれる。
 可愛い子猫に食べさせたいんだと、市場を歩くと美味しい食べ物を持たせてくれる。
 寂しい夜には、ふんわりと温かな尻尾で包んでくれる。

 忘れていた地球での孤独な暮らしを思い出し、スカイヴェン国の人たちの優しさを思い返したエリナの目から、涙の雫が落ちた。

「もう寂しくないよ、ひとりじゃないよって、ルディさんもミメット姉さんも、警備隊の人たちも王都の人たちも王家の人たちも……みんな、怖くなるくらいに優しいの……」

「エリナ?」

 心の中に『もしかすると、自分は夢を見ているだけかもしれない』という恐ろしい考えが湧き上がり、恐怖で虚な瞳になるエリナの頬を、クー・シーの肉球が両側から挟んだ。

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