ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「いらっしゃい、青弓亭の皆さん。ライナス農園にようこそ」

 ライナス夫妻の農園に着くと、まだ若い夫婦が出迎えてくれた。

「うちのトマトを青弓亭で使っていただいて、嬉しく思っています。わたしはダン・ライナス、こちらは妻のルマです。代々続いているライナス農園を受け継いでいます」

 スカイヴェン国の平民には姓を待たないものが多い。
 このライナス夫妻は貴族ではないが、農園の名前を苗字として名乗っているのだ。
 ミメットも一同を代表して挨拶をする。

「お邪魔します。あたしは青弓亭のミメット、そしてこの子猫がうちの腕利きの料理人のエリナです」

「初めまして、エリナと言います。このたびはお忙しいところお時間をいただきまして、ありがとうございます」

 エリナが大人びた挨拶をして頭を下げると、その場がしんと静まった。

「……まだ幼い……お若いのに、しっかりした猫のお嬢さんですね」

 ダンが感心しながら言うと、ミメットは誇らしげに答えた。

「はい。エリナはまだ子猫ですがとてもしっかり者で、一人前の料理人として青弓亭を守っています。今回のトマトのことも、エリナの発案ですよ」

「なるほど。エリナさん、どうぞよろしくお願いします」

 ダンとルマはエリナに向かって改めて頭を下げた。
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