ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 クッキーと飴がけのナッツを大事そうに食べたエリナは、子猫としての成長のために温めたミルクを(頭の中で『大きくなあれ、大きくなあれ』と心の中で呪文を唱えながら)飲んで、お風呂に入った。

 お風呂上がりの身体をふわふわなタオルで拭くと、子猫のお泊まりを思いついたサランティーナ王妃がいそいそと用意させたらしい薄ピンク色のパジャマを着る。肌に優しい柔らかな布地でできていて、お腹を冷やさないようにと、膝丈のかぼちゃパンツが付いている。

(これはもしかして、シルクのパジャマ? この光沢と滑らかさは絹だと思うんだけど……わたしのイメージのシルクのパジャマとはなんだか違うんだよね……)

『お金持ちの大人の女性が着るエグゼクティブなパジャマ』という高級なイメージを見事に壊されたエリナだったが、大きな鏡に映った自分の姿を見て「……この姿じゃ大人っぽいタイプのパジャマは似合わないから、仕方ないよね」となんとなく諦めた。

「ルディさん、お先に入りましたー」

 湯上りのエリナを見て、狼は「その寝巻きは似合いすぎる!」と叫んだ。ほかほかに温まった手足がちょこんとのぞくピンク色のパジャマは、エリナの可愛さをとても引き立てているのだ。

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