ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「可愛い寝巻きですよね。これも、もしかして……」

 エリナの問いかけに、ルディは「その通りだ」と頷いた。

「おそらく母上がデザインしたものだろう。まったくあの人は、うちのエリナで等身大の人形遊びでもしているつもりなのだろうか……」

 ルディは額を押さえて顔をしかめたが、エリナの姿をもう一度見ると「だが、センスがいいから許す!」と笑顔になり、あっさり立ち直った。
 ピンクのふわふわフリフリしたパジャマは、これから夢の国に向かう子猫の愛らしさを十二分に引き出している。黒髪に白い耳の子猫は、狼の熱い視線を受けて「そんなに見ないでください」とちょっと照れてもじもじした。

「さて、俺も風呂に入ってくるかな」

 照れた子猫がまたいっそう可愛くて、このままでは過保護な狼の『エンドレス可愛がり』になってしまいそうなので、ルディはエリナから視線を外して立ち上がった。

「行ってらっしゃい」

「風邪をひかないようにベッドに入っていろ」

「はーい」

 エリナは素直に保護者の指示に従った。でないと、ルディがお風呂に行かないような気がしたからだ。

< 49 / 204 >

この作品をシェア

pagetop