ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「うんうん、まさにその通り!」

「なんとも言いがたい、優しさと力強さの両立する完全な食べ物、それが親子丼なんですね!」

 エリナは笑顔で頷いた。

「わかってもらえて嬉しいです! その通り、わたしが求めていたのはこの味です。これは大成功ですね」

 エリナは料理人たちに「お口に合いますか? 三つ葉の香りは抵抗ないですか?」と尋ねた。

「もちろんですとも! 大変美味しい料理だと感じますよ」
 
「これは……うん、人生で初めての味わいだ。非常に美味いと思う。そして俺は、この三つ葉も気に入ったぞ」

「うむ、三つ葉の香りは素晴らしい。それに、このコクが出汁の旨味なのか? 全体を包み込む旨味が、ひとつの料理をしっかりとまとめあげている」

「スカイヴェン国にはなかった味だけど、なんの抵抗もなく食べられる……どころか、とても美味しいよ、この親子丼は!」

 和風出汁の料理を初めて食べた王宮の料理人たちは、その美味しさに驚きの声をあげた。

「鶏肉にとろりと絡む卵と、合わせ調味料の美味しさがご飯に染みて、なんとも言えない味になっている。絶妙な火の通し方だな」

「ああ……というか」

「ひと口じゃ足りない!」

「もっと食べたい!」

「食べたい!」

「丼いっぱいの親子丼を、早く!」

 どうやら親子丼は、スカイヴェン国人の舌をがっちりと掴んだようだ。
< 90 / 204 >

この作品をシェア

pagetop