ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 計算された仕上がりに、王宮の料理人たちは舌を巻き、とうとう『さま付け』が決定してしまったようだ。

「さて、それではみんなで少しずつ、味見をしていきましょうね……んー、お出汁のいい匂い! これよ、これ!」

 エリナは「んふふっ」と笑いながら小皿に手早く親子丼を入れると、ワクワクしながら待っている料理人たちに配った。

「はい、ルディさんにもお味見ですよ」

「おう」

 彼もワクワクしていた。狼の立派な尻尾が激しく左右に揺れている様子を見て、料理人たちは内心で(殿下の知らない一面を見てしまった……)と呟く。

 ルディは味見隊長の任務を全うすべく、さっそく親子丼を口に入れた。

「美味い!」

 さすがは味見隊長だ、誰よりも反応が早い。
 エリナも久しぶりの親子丼をぱくと食べた。

「んんんーっ、美味しい!」

 ほっぺたを押さえながら、最高の笑顔になる。

「この国のお肉は本当に旨味が強くて素晴らしいです。噛むと美味しさがじゅわっと溢れて、口いっぱいに広がりますね。そこに絡みつくとろんとした半熟の卵と、お出汁の濃く力強い香りと旨味! 香りも味のうちって言いますけれど、鼻までふわっと包み込むような鰹節の匂いがたまりませんね」

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