Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
間接照明が落ち着いた空間を演出している超高級レジデンスのリビング。
窓から見えるのは、ライトがきらめく東京の夜景。
手にしているのはよく冷えた白ワイン。
そして、なんと言っても、わたしのそばに坐っているのは、日本中のイケメンが束になっても敵わないような、最強イケメン御曹司の副社長。
女子なら誰でも一度は憧れる、最高にロマンチックなシチュエーションじゃない、これって。
それなのに……
今のわたしは、言いづらいことをどう切り出そうか、そのことばかりに気を取られて、この奇跡のような瞬間を楽しむ余裕は、残念なことにまったくなかった。
「お酒は強いほう?」
「いえ、まったく。すぐ赤くなるし」
「へえ、そう。実はぼくもそれほど強くはないけどね」
「そうなんですか」
そんな話をしながら、芹澤さんはグラスを手にした。
その姿を横目で盗み見る。
とにかく、文句のつけようがない。
〝ワイングラスが似合う人選手権〟があれば、上位入賞間違いなし。
ああ、もうこの場でのたうちまわりたいほど素敵……
こんな姿を目にしてしまうと、つい決心が鈍りそうになる。
でも、この間も、車のなかで彼の笑顔のせいで断りそびれたんだ。
今日はちゃんと言わなきゃ。
窓から見えるのは、ライトがきらめく東京の夜景。
手にしているのはよく冷えた白ワイン。
そして、なんと言っても、わたしのそばに坐っているのは、日本中のイケメンが束になっても敵わないような、最強イケメン御曹司の副社長。
女子なら誰でも一度は憧れる、最高にロマンチックなシチュエーションじゃない、これって。
それなのに……
今のわたしは、言いづらいことをどう切り出そうか、そのことばかりに気を取られて、この奇跡のような瞬間を楽しむ余裕は、残念なことにまったくなかった。
「お酒は強いほう?」
「いえ、まったく。すぐ赤くなるし」
「へえ、そう。実はぼくもそれほど強くはないけどね」
「そうなんですか」
そんな話をしながら、芹澤さんはグラスを手にした。
その姿を横目で盗み見る。
とにかく、文句のつけようがない。
〝ワイングラスが似合う人選手権〟があれば、上位入賞間違いなし。
ああ、もうこの場でのたうちまわりたいほど素敵……
こんな姿を目にしてしまうと、つい決心が鈍りそうになる。
でも、この間も、車のなかで彼の笑顔のせいで断りそびれたんだ。
今日はちゃんと言わなきゃ。