Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
「合格。思ったとおりだ。とても誠実な人だね。きみは」
「誠実? いえ、一旦引き受けた話をお断りしようとしてるんですが」
それのどこが誠実?
芹澤さんはワインを一口飲んでから、その訳を話し始めた。
「今日の午後、なんできみをこの家にひとりっきりにしたと思う?」
「えっ?」
「実はね、きみがどういう人物か見極めるためにわざとそうしたんだ」
「見極める?」
「そう。まず、ぼくが相当な資産家であることを見せつけておいて、それから、ひとりになったきみがどう動くかを観察していたんだ」
ほら、その端末、と彼は指さした。
「それが、つねにきみの居場所を教えてくれる」
わたしは端末に目をやった。
あっ、GPSか。
「もし、邪な考えの持ち主なら、家を物色して金目のものを探すだろうと思ってね。気づいたかな、きみの部屋のクローゼットに置いてあるジュエリー。すべて持ち出して売り払えば、おそらく500万か600万ぐらいにはなる」
「誠実? いえ、一旦引き受けた話をお断りしようとしてるんですが」
それのどこが誠実?
芹澤さんはワインを一口飲んでから、その訳を話し始めた。
「今日の午後、なんできみをこの家にひとりっきりにしたと思う?」
「えっ?」
「実はね、きみがどういう人物か見極めるためにわざとそうしたんだ」
「見極める?」
「そう。まず、ぼくが相当な資産家であることを見せつけておいて、それから、ひとりになったきみがどう動くかを観察していたんだ」
ほら、その端末、と彼は指さした。
「それが、つねにきみの居場所を教えてくれる」
わたしは端末に目をやった。
あっ、GPSか。
「もし、邪な考えの持ち主なら、家を物色して金目のものを探すだろうと思ってね。気づいたかな、きみの部屋のクローゼットに置いてあるジュエリー。すべて持ち出して売り払えば、おそらく500万か600万ぐらいにはなる」