あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!
その時、お店の人がミルクティーを持って来てくれて…



すごく素敵なカップだ。
香りも良いし、ちょっとだけほっとした。
二階堂さんが口を突けるのを見て、私も同じようにした。
美味しい。
さすがに、普通の喫茶店の紅茶とは何かが違う。



「あなた、学歴は?」

「え?
えっと…一応、大学を出ました。」

「どこの大学なの?」

「え…〇〇大学です。」

なんでそんなこと訊かれるんだろう?と疑問に思いながら、私は正直に答えた。
二階堂さんは、私の答えにくすっと笑った。
なんか感じ悪いな。
確かに、名門と呼ばれるようなところでもないし、特に偏差値が高いわけでもない。
でも、馬鹿にされるほど駄目なところでもないんだけど…



「お父様はどこにお勤めなの?」

「え……」

二階堂さんはどうしてそんなことを?
私のことならともかく、家族のことなんてどうして言わなきゃいけないの?



「どうせ大した会社じゃないわよね?
役職はせいぜい課長あたりかしら?」

確かにお父さんは課長だけど、課長の何が悪いって言うんだろう?
二階堂さんは、あからさまに馬鹿にするような口調でそう言った。



「正直におっしゃい。
……どんな手を使ったの?」

「え?」

どういうこと?
二階堂さんの質問の意味が全くわからない。
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