あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!




「えーっ!そうなんですか~?」

お昼になり、相田さんと昨日のお店にランチを食べに行った。
そこで、相田さんが教えてくれた昨日の話に、私は大袈裟に驚いた振りをした。



「社長とのことは周りに反対されてるって言ってたけど、それは本当なの?」

「ええ、それはまぁ本当ですね。」

どうしようかと思ったけど、そう言っといた方が良い気がした。
東條さんの気持ちもまだよくわからないし『本当はラブラブです』なんて言ったら、完全な嘘になるから。



「そっか~…
それは辛いね。」

私は何も言わずに、ただ曖昧に微笑んだ。
言いたくてもどう言えば良いのかわからない。
幸い、誰も昨日のことを聞いてくる人はいなかった。
会話は仕事関連のことしかなかったから、ちょっとほっとした。
でも、初日とは何かが違うのは事実だ。
敵意みたいなものを感じたのは、私の気のせいなのかな?



「あ、あの…お昼はいつもここなんですか?」

話題を変えるために、私は相田さんに質問した。



「あと何軒かあるよ。
気分によって店を変えるんだけど…今日も違うところの方が良かった?」

「い、いえ。ここは安くて美味しいし、私、このお店気に入りました。」

「そう、良かった。」


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