転生侍女はモブらしく暮らしたい〜なのにお嬢様のハッピーエンドは私に託されているようです(汗)
白い燕尾服姿の王太子はいつも以上に麗しく、その美貌に負けないほどレミリアも輝いて、参列者の中から感嘆のため息が聞こえてくる。
エマは二百ほど並んだ参列者席の最後列、通路側からふたりに向けて拍手しており、最前列ではモリンズ伯爵夫妻が嬉し涙を拭っていた。
その横には、遠い領地の管理を任されているレミリアの兄夫婦の姿もある。
シンシアは今年の春にモンタギュー公爵家のブライアンに嫁いだので、中ほどの席の夫の隣で、妹の晴れ姿をニコニコしながら見守っていた。
大聖堂の鐘が高らかに鳴り響く。
ドアが開けられると、正門の向こうで待っていた大勢の民から、ワッと歓声が沸いた。
よく晴れた夏空には白鳩が群れをなして飛び、まぶしい日差しの下に出たふたりは、立ち止まって手を振り応えている。
レミリアが王太子になにかを囁き、ふたりは顔を見合わせて笑い合う。
その際に、レミリアの抱えているブーケがエマの視界にチラリと映った。
ビロードのような花弁の光沢が美しい、青バラのブーケ。
王太子の胸に挿している花も、青バラだ。
エマは二百ほど並んだ参列者席の最後列、通路側からふたりに向けて拍手しており、最前列ではモリンズ伯爵夫妻が嬉し涙を拭っていた。
その横には、遠い領地の管理を任されているレミリアの兄夫婦の姿もある。
シンシアは今年の春にモンタギュー公爵家のブライアンに嫁いだので、中ほどの席の夫の隣で、妹の晴れ姿をニコニコしながら見守っていた。
大聖堂の鐘が高らかに鳴り響く。
ドアが開けられると、正門の向こうで待っていた大勢の民から、ワッと歓声が沸いた。
よく晴れた夏空には白鳩が群れをなして飛び、まぶしい日差しの下に出たふたりは、立ち止まって手を振り応えている。
レミリアが王太子になにかを囁き、ふたりは顔を見合わせて笑い合う。
その際に、レミリアの抱えているブーケがエマの視界にチラリと映った。
ビロードのような花弁の光沢が美しい、青バラのブーケ。
王太子の胸に挿している花も、青バラだ。