平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
ニコラスの膝の上の幼獣を見れば、まだブラッシング最中だ。終わるまで待とうと考えたところで、彼に手で同席を許可され腰を下ろす。

「ふふっ、さすがはジェドの恋人だ。すんなり座ってくれるとは」

「え? もしかして、だめだったんですか?」

「全然良い。清潔にされている。他の者は、それでも遠慮するのだ」

肌触りのいい絨毯なのになと、リズは手で触って思った。視線を戻した拍子に、こちらを見た幼獣とぱちりと目が合う。

「みゃう!」

やや大きな、先の丸い犬歯を覗かせて幼獣が元気に鳴く。ボリュームのあるもふもふの尻尾が、ぱったんぱったんと揺れた。

声もほんの少し、お兄ちゃんっぽさがあるだろうか。リズは微笑ましくなる。

「可愛いですねぇ。もう離乳しているとは聞きました」

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