平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
好奇心に目を輝かせたニコラスが、片手を伸ばす。だが彼が捕えようとしたカルロの尻尾は、さっとどかされる。
下の絨毯に、ニコラスの手がぺちんっとあたる。再びカルロが尻尾を寄せ、またしても彼が手を伸ばす。しかし、またしても空振りだ。
ぺちんっ、ぺちっ、ぺちんっ……それが数回繰り返された。
――カルロに遊ばれている。
リズは、それを王子様に告げていいものか悩んだ。カルロはニヤリとした顔で向こうを見ていて、猫じゃらしのごとくニコラスの手を弄んでいる。
「みゅっ、みょ!」
幼獣が、ニコラスの膝の上から〝尻尾じゃらし〟に便乗した。何度かもふもふパンチが繰り出されたのち、その勝気な紫色の目がきらーんっと輝いた。
「あ、だめよっ」
リズの言葉は間に合わなかった。
幼獣の短いもふもふの手が、勢いをつけてスカッと空振りする。その拍子に丸い体が、ころんっと絨毯にひっくり返った。
下の絨毯に、ニコラスの手がぺちんっとあたる。再びカルロが尻尾を寄せ、またしても彼が手を伸ばす。しかし、またしても空振りだ。
ぺちんっ、ぺちっ、ぺちんっ……それが数回繰り返された。
――カルロに遊ばれている。
リズは、それを王子様に告げていいものか悩んだ。カルロはニヤリとした顔で向こうを見ていて、猫じゃらしのごとくニコラスの手を弄んでいる。
「みゅっ、みょ!」
幼獣が、ニコラスの膝の上から〝尻尾じゃらし〟に便乗した。何度かもふもふパンチが繰り出されたのち、その勝気な紫色の目がきらーんっと輝いた。
「あ、だめよっ」
リズの言葉は間に合わなかった。
幼獣の短いもふもふの手が、勢いをつけてスカッと空振りする。その拍子に丸い体が、ころんっと絨毯にひっくり返った。