平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
話しながら歩く三人の後ろを、カルロも優雅なもふもふの尻尾を揺らしながらついてくる。
「私が持ちますとご提案しても、殿下が『自分で抱っこする!』と言ってきかないものですから。だからこうやって、おそばを歩いているわけです」
「離乳前は、エドモンドが多めに抱っこしていたではないか!」
「なぜそこで悔しそうに言ってくるのですか。ミルクごはんの間は、世話の時間も小刻みで幼獣の様子をみながら変化してきます。抱っこしてのブラッシングもその目的があって――」
「分かっとる、そんなのは分かっとる! 何度も耳にたこができるくらい聞いたぞ」
ぷんぷんとニコラスが言った。幼獣をぎゅっと大事そうに抱え直した様子からは、それでも自分が世話をしたいんだという気持ちが伝わってきた。
「殿下、幼獣のお世話は大変ではありませんか?」
リズが尋ねると、ニコラスがきょとんとして彼女を振り返る。
「なんで?」
そう口にした直後、彼が「あ」と察してカナリア色の目を丸くした。
柔らかな口調で声をかけたリズは、心配そうではなく、気遣うでもなく、とても穏やかな眼差しで返事を待っていた。
「私が持ちますとご提案しても、殿下が『自分で抱っこする!』と言ってきかないものですから。だからこうやって、おそばを歩いているわけです」
「離乳前は、エドモンドが多めに抱っこしていたではないか!」
「なぜそこで悔しそうに言ってくるのですか。ミルクごはんの間は、世話の時間も小刻みで幼獣の様子をみながら変化してきます。抱っこしてのブラッシングもその目的があって――」
「分かっとる、そんなのは分かっとる! 何度も耳にたこができるくらい聞いたぞ」
ぷんぷんとニコラスが言った。幼獣をぎゅっと大事そうに抱え直した様子からは、それでも自分が世話をしたいんだという気持ちが伝わってきた。
「殿下、幼獣のお世話は大変ではありませんか?」
リズが尋ねると、ニコラスがきょとんとして彼女を振り返る。
「なんで?」
そう口にした直後、彼が「あ」と察してカナリア色の目を丸くした。
柔らかな口調で声をかけたリズは、心配そうではなく、気遣うでもなく、とても穏やかな眼差しで返事を待っていた。