平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
……そこは、知った風で言ってもよかったと思うんだけど。

あの時、あっけからんと笑顔で言い切っていたニコラスの顔を浮かべて、リズは言葉を切る。どこか素直さが全面的に出ている王子様である。

「国の威厳と軍事の双方を考えれば、僕たち獣騎士団の参列は、最大限のおもてなしにもなりますからね」

コーマックが、納得したように相槌を打った。その後ろで、続いてカルロが八つ当たりのように別の相棒獣を両足で踏んづけていた。

「カルロなんかストレスたまってねぇか!?」

「なんでそんな苛々してんだよ、うわっ、ま、逃げろ俺の相棒獣!」

「いでっ」

ぐるっとまた別の相棒獣へ狙いを定めたカルロの尻尾が、獣騎士の一人にあたって芝生にべしゃっと沈めていた。

コーマックへ気が向いていたリズは、獣騎士団の『理想の上司ナンバー2』の優しげな声にこう答えていた。

「そういう意味合いもあったんですねぇ。確か今日の合同演習は、両国代表の部隊軍による交流を兼ねてのもの、でしたよね?」

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