平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「あっ、いえ、お水だけ頂ければ大丈夫ですから」

焦ってリズが答えると、サムソンが礼儀正しく応えた。

「承知致しました。それでは、お部屋へご用意しておきましょう。湯浴みの支度はすでに整えてありますので、ご自由にお使いください」

「あ、その、色々とありがとうございます……」

「ちなみに旦那様の相棒獣は、共に夜会へついていきました。心配になるようで、最強の護衛にもなりますから。いつも王宮の屋根に座って待っているのです」

丁寧にそう教えてくれた彼に別れを告げ、リズはカルロを連れて二階の部屋へと向かった。

「今日は、すごかったわね」

部屋に入った途端、一気に緊張も抜けて「ふぅ」と吐息をもらした。早速汗を流したくて、一人きりだという安心感から服を脱いでいく。

「カルロ、先にブラッシングする?」

ふと気づいて、足を止めてカルロに確認した。

既にシャツのボタンまで外しにかかっているリズを、カルロは呆れたように見ていた。首を横に振って応えた彼は、けれどひどく何か言いたげだ。

「ん? 何?」

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