平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
立派な屋敷の、大きくて不慣れな部屋。そこからジェドの姿がなくなった途端、いつも以上に落ち着かなくなって心細くなった。

柔らかなベッドに最後の疲労感が抜けていって、瞼が重くなる。

「……団長様、早く帰ってきてくれればいいのに」

彼女はうつらうつらと、無意識にぽつりと口にした。

ぽふんっ、とカルロの大きな尻尾がリズの体へ乗せられる。重みがあって、温かくて、リズはようやく安堵感に包まれて瞼が下りた。

「おやすみなさい、カルロ」

シーツから手を伸ばしたら、ふわふわとした優しいカルロに触れた。



それから、どれくらい経った頃だろうか。

浅い眠りだったリズは、扉の方から物音がしてふっと目が覚めた。

何かあれば、一番に反応するカルロを確認してみた。彼は眠りを見届けて移動したのか、昨夜と同じ広々とした部屋の真ん中で眠っている。

「カルロが反応していないということは、団長様かしら?」

帰りを思って眠りについていたリズは、パッとそれが浮かんだ。

すると再び、向こうの扉から小さく音がした。開かれるのを待っていると、続いて衣服が接触したような音が上がった。

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