平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
周りの貴族や各軍。同じく本日出立する予定の平和小国リリーエルタと代表たちと、第十一防衛部隊軍からも、盛大な拍手が巻き起こった。

あの幼獣については、もうしばらくニコラスのもとに残ることになったらしい。国王たちも見守る中、ジェドが幼獣に確認してそうすることが決まった。

「なんだ、まだ俺といたいと言ったのか? ふうん。てっきり、ジェドたちと一緒に帰ると思っていたのに」

「嘘つけ。帰ってほしくないと、顔に書いてあるぞ」

ジェドが不敵に笑って指摘すると、強がりを言ったニコラスが「ぐぬぬっ」と悔しそうに頬を膨らませた。

リズだけでなく、国王の間にいる全員が微笑ましく見守っていた。

「嬉しくないのか?」

「ぐぅ、そんなの……もちろん嬉しいに決まっているだろ! 大親友から預かっているんだからなっ、ばっちり任せとけ!」

ニコラスは、にこーっと太陽みたいな明るい笑顔で、幼獣をぎゅっと大事そうに胸に抱えていた。引き続き責任をもって世話をみることを、エドモンドがジェドに約束した。

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