平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
それとも、彼の代わりにカルロを幼獣舎へ連れていくことになるのだろうか。いちおうジェドの直属であるから、彼の指示待ちだ。

もしジェドがカルロを連れるのなら、リズは幼獣舎に向かいたい予定だった。

幼獣たちが元気かを確認したい。不在の間は、トナーが面倒を見てくれると言っていたので、彼から引き継ぎもしたく思っていた。

すると、やや間を置いてから、ジェドが視線をそらしたまま咳払いを一つした。

「昨夜は、……その、すまなかったな」

ぽつりと、そう切り出された言葉にリズは目を丸くした。

「え? 昨夜、ですか? えっと、確か解決したことなのでは」

「今朝、コーマックにこってり説教を食らった。一人でどうにかなると思っていたんだが、部屋にお前がいるのを直前に思い出したのも確かだ。……結果として、怖がらせた。すまなかった」

ジェドが頭を少し下げ、そう謝られてしまった。

あの鬼上司が、少なからず反省している。今朝も悠々と意地悪をしてきたのに、思い返せば、あの後からはからかいもなく誠実そのものだった。

恐らくは、コーマックにそれほど叱られたのか。

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