平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
なんだか新鮮だ。ジェドが、ちょっと変。でも、どうしてか幼獣やカルロに対して抱く、温かな気持ちがリズの胸に込み上げてきた。

おかげで表情を見られたくないような彼に、うずうずした。

「団長様」

リズが唐突に声をかけると、ジェドの警戒心が一時緩んだ。

「あ? なんだよ――」

そう答えた彼が、手を下ろしてこちらへ視線を動かしてきた時だった。リズは背伸びをすると、彼の頬を両手で包み込んでその顔を正面から見つめた。

直後、ジェドがぶわぁっと赤面した。

「な、何をするんだっ、見せたくない顔をガン見するやつがあるか!」

「ふふっ、ここまでうろたえるとは思いませんでした。昨日まで、散々人を恥ずかしがらせたお返しです!」

リズは、してやったという顔で笑った。それを正面から見たジェドは、ますます顔の熱が引かなくなる。

「お前……、結構いい性格してんな」

頬を染めたまま、ジェドが口角をひくりと引き攣らせてそう言うと、視線だけをそらして「覚えてろよ」と小声で付け加えた。

ああ。なんだかこの空気、好きだな。

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