平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「まぁ、普通はそうだよな。でも白獣が推薦して、それを団長が『俺は忙しいんだぞ』と言いながら勝手にしろと許可印を押して、リズちゃんはうちにきた」

「彼が、そのような行動にできるのも珍しいですね」

「それも偶然なんだよ。たまたまタイミングが悪くて、密猟団の件でバタバタしている時だったからじゃないかな」

「僕も、再確認するタイミングを逃していたんですよね……」

思い出して、コーマックはちょっと申し訳なさそうな顔をする。

「密猟団といえばさ、カルロと外に出て山で幼獣を取り返した一件から、とくに戦闘獣たちは、リズちゃんを気にかけている感じでもあるよなー」

「そういえば、僕の相棒獣も、カルロが不在だと見ていたりしますね」

「副団長の相棒獣が、よそを見に行くってのも珍しいっすよね」

「リズちゃんは戦闘員じゃないけど、一緒に守って戦う一団員、として改めて見直した感じなんかな?」

獣騎士たちが好き勝手に喋るのを眺めていたエドモンドが、そこで手を打って、コーマックたちの注目を自分へと集めた。

「ご安心を。私は極力、誤解されることも避けましょう。ようやく見つかったグレイソン伯爵のお相手とならば、陛下たちもご安心される案件です」

それを聞いたコーマックが、ようやく安心しきった顔をした。思わずといった様子で、がしりとエドモンドの手を両手で握る。

「エドモンドさんっ、ありがとうございます!」

「コーマック副団長は、ご苦労されているようですね」
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