平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
のちにエドモンドは、時間の隙を見計らって伝達用の鷲に、こんな一筆をしたためた手紙を結んで飛ばした。
『彼、恋人できました☆』
◆§◆§◆
唐突な訪問者エドモンドは、しばらくここに滞在することになりそうだ。
部屋の外で待っていたリズは、コーマック達と合流したのち、改めて滞在の件の話を聞かされた。
「エドモンドさん、一度決めたら頑としても貫き通すところあるからさ」
「はぁ、そうだったのですね……」
「それじゃ、俺らは外回りがあるから。がんばって」
獣騎士たちは、そう言って労い離れていった。彼らを見送ったあと、リズはコーマックから、その面倒見がてらの同行について改めて頼まれた。
「リズさんには申し訳ないのですが、団長は今日と明日は外出の予定も入っていまして。恐らくは最低でも二日は、エドモンドさんの滞在の面倒をお願いすることになるかと思います」
「えぇと、私は構いません。ただ、あの、仕事以外の場所の案内とか……たとえば副団長様たちが使っている大浴場の方もついて行くのは、その、ちょっと」
リズは、ごにょごにょと言って少し顔を赤くした。
『彼、恋人できました☆』
◆§◆§◆
唐突な訪問者エドモンドは、しばらくここに滞在することになりそうだ。
部屋の外で待っていたリズは、コーマック達と合流したのち、改めて滞在の件の話を聞かされた。
「エドモンドさん、一度決めたら頑としても貫き通すところあるからさ」
「はぁ、そうだったのですね……」
「それじゃ、俺らは外回りがあるから。がんばって」
獣騎士たちは、そう言って労い離れていった。彼らを見送ったあと、リズはコーマックから、その面倒見がてらの同行について改めて頼まれた。
「リズさんには申し訳ないのですが、団長は今日と明日は外出の予定も入っていまして。恐らくは最低でも二日は、エドモンドさんの滞在の面倒をお願いすることになるかと思います」
「えぇと、私は構いません。ただ、あの、仕事以外の場所の案内とか……たとえば副団長様たちが使っている大浴場の方もついて行くのは、その、ちょっと」
リズは、ごにょごにょと言って少し顔を赤くした。