黙って一緒に堕ちてろよ

まぁしかし、やりたくてやったわけじゃないだとか、望んだ姿じゃなかっただとか、そんなダサい言い訳は毛頭するつもりはないのだ。


得るものがあった、なんて似合わない綺麗事を吐くつもりもないけれど。


「めんどくさい、とか言いながら、ほんとは怖かったんじゃん」


自分の中で縮こまってる、ひどく臆病者の自分を糾弾する。


自由に流れてったほうが楽に決まってる。そりゃそうだ。今さら気がつくとか、私はバカだ。


そして私はわがままで自己中で、どうしようもないバカだから。今さら取り繕ったってどうせ手遅れだから。


それなら、いっそのこと、ぐちゃぐちゃになるまで壊れてしまおうじゃないか。


どこまでも、堕ちて堕ちて堕ちて堕ちて。



──もちろん、そのときは、君も道連れだよ。
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