溺愛確定 冷徹御曹司とのお見合い事情
慌てて謝ったものの、また口角が上がってしまうのは生真面目そうな表情とロマンチックな単語とのギャップがおかしかったから。
「でもいいですね。『運命』だなんて。吉池先輩みたいな素敵な方に言ってもらえるお相手は幸せですよ」
「先輩はやめてくれ。学生じゃないんだから。それに当事者はきみだ。幸せかどうかはきみが決めることだぞ」
吉池先輩改め、吉池さんは言い終えるなり真っ直ぐ私の方を見つめてきた。
「それはつまり私が『運命の相手』って…?いやいやいや。さすがに冗談にも程がありますよ」
笑って去なすも吉池さんの表情は変わらない。
「俺の運命の相手はきみ、信楽絵麻だ。そしてきみの見合い相手は俺だよ」
「それは嘘ですね」
「でもいいですね。『運命』だなんて。吉池先輩みたいな素敵な方に言ってもらえるお相手は幸せですよ」
「先輩はやめてくれ。学生じゃないんだから。それに当事者はきみだ。幸せかどうかはきみが決めることだぞ」
吉池先輩改め、吉池さんは言い終えるなり真っ直ぐ私の方を見つめてきた。
「それはつまり私が『運命の相手』って…?いやいやいや。さすがに冗談にも程がありますよ」
笑って去なすも吉池さんの表情は変わらない。
「俺の運命の相手はきみ、信楽絵麻だ。そしてきみの見合い相手は俺だよ」
「それは嘘ですね」