溺愛確定 冷徹御曹司とのお見合い事情


「ごちそうさまでした」


あっという間に食べ終えた永井さんは、腕時計を見てから湊さんの方を見た。


「社長。そろそろお仕度をお願いします。信楽さんも同行されますか?」


聞かれて首を横に振る。


「私はチェックインを済ませないといけませんので。それに時差ボケもあるので今日はこのまま休みます」


日本を午前中に飛んだので、到着したのは15時。

その後乗り継ぎや移動をして、15時半にホテルに入った。

現在の時刻は16時を少し過ぎたところで、日本時間で言えば早朝だ。

さすがに眠い。

でも何故だか湊さんの眉間にはシワが寄っている。 


「どうかしましたか?」


永井さんが湊さんに聞いた。


「絵麻は今、チェックインと言ったか?」

「はい」


永井さんが私の方を見たので言葉を受け継ぐ。


「近くのホテルに空いている部屋があったのでそこを予約してあるんです」


航空券が届いた日に空いている部屋を探して、偶然近くのホテルにキャンセルが出て予約が出来た。


「すぐにキャンセルしろ」

「え?」

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