溺愛確定 冷徹御曹司とのお見合い事情

初めてだと言ったら、湊さんは出来るだけ痛みが少なくなるように私の様子を伺いながら時間を掛けて進めてくれた。

おかげで想像していたよりも痛みはひどくなくて湊さんに対する愛おしさだけが残った。


「湊さん」


隣に座る湊さんの腕にピタッと寄り添い、静かに口にする。


「大好きです」

「俺もだよ。世界で一番、愛してる」


湊さんは言い終えると同時に私の唇にキスを落とした。


「そうだ」


湊さんは思い立ったように声を上げた。


「帰国したらまず、水島のところに行こう」

「100万円の着物ですよね?」


確認すれば湊さんは頷いた。


「大事にします」

「ありがとう。それとあとは指輪も買わないといけないな」

「指輪」


復唱すると湊さんがフッと鼻で笑った。

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