長い梅雨が明けた日
* * *
「え?他にも貰ったの?」
珍しいこともあるもんだ。
と思っていたら琴美が珍しく発言した。
「優弥くん、女子に人気あるんだよ」
というから驚いた。
「優弥が!?」
「そうだよ。今年のバレンタインだって結構貰ってたの見たでしょ?」
「それは義理……」
義理チョコでしょ?と言おうとしてチョコの包みを思い出して言葉を切った。
確かに義理にしてはちゃんとラッピングされたそれなりの大きさの物があった。
……義理チョコじゃなかったのか。
優弥のモテ期到来に何故か複雑な気持ちが渦巻いた。
去年の優弥の誕生日。
私があげたチョコしか貰えなかった優弥が、今年は突如として複数の女子からプレゼントを貰ったなんて全く想像つかなかった。
「え?他にも貰ったの?」
珍しいこともあるもんだ。
と思っていたら琴美が珍しく発言した。
「優弥くん、女子に人気あるんだよ」
というから驚いた。
「優弥が!?」
「そうだよ。今年のバレンタインだって結構貰ってたの見たでしょ?」
「それは義理……」
義理チョコでしょ?と言おうとしてチョコの包みを思い出して言葉を切った。
確かに義理にしてはちゃんとラッピングされたそれなりの大きさの物があった。
……義理チョコじゃなかったのか。
優弥のモテ期到来に何故か複雑な気持ちが渦巻いた。
去年の優弥の誕生日。
私があげたチョコしか貰えなかった優弥が、今年は突如として複数の女子からプレゼントを貰ったなんて全く想像つかなかった。