長い梅雨が明けた日

俺はいつの間にか安心していたようだ。


健二が理乃を好きだと気付いていながら、その健二が表立って動かないから安心しきっていたらしい。

相手が真面目な健二だったから…。


だからトヨの挑発を本気に取らなかった。

そんな俺とトヨのやり取りを見てた健二は何を思っただろう…。

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