1日だけの恋~10月25日夜完結~



「お待たせしました」

男は仕立ての良さそう光沢のある生地のネイビースーツに着替えていた。スリムなパンツのせいか足の長さが引き立ちイケメン度が増している。

「あ、いえ」
ベンチから立ち上がろうとした私を制して、男は私の隣に腰をおろした。

「いきなりですが僕のお願いを申し上げますね」

「は……はい」
ドキドキしながら男を見つめる。

すると、柔らかな微笑みと共に私をみつめて男は言った。

「突然だけど……僕の恋人になってもらえませんか?」

「ええっ?!」
驚きすぎて腰を浮かせたものの一旦座り、すぐに立ち上がっていた。

「驚いた?ねぇ、座ってくれるかな?」
立っていたら男に手を優しく握られた。

わっ!

手っ!

握られてるぅ。

嘘でしょ。

驚いていた。

これは……急展開すぎて頭が混乱してきたかも。

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