1日だけの恋~10月25日夜完結~
「私が好きなものは……」

綿貫さんを見上げるだけで胸が大きく震える。

ドキドキして緊張してしまう。だから、目をそらして海の方へ顔を向けた。

「ゴルフとか……」

「へぇ、ゴルフやるんだ?僕もゴルフは好きだよ。今度一緒にまわろうか」

「……えぇ。機会があれば是非」

機会があれば……

あるわけがない。

棚橋真理亜は、今日で消えるのだ。

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