こいつ、俺の嫁。【2】
まさか早くも木嶋先輩と会えるなんて思わなくてあたしのテンションは上がっていった。
きっと犬だったら嬉しくて千切れそうなほど尻尾を振っていると思う。
久しぶりの再会も二ツ橋先輩が木嶋先輩の肩を叩いたことで一気に空気が変わった。
「ちょっと木嶋さん!あなたは麗ちゃんという人がいながら新手のナンパなんてして…!
ごめんね!この人が怖くて合わせてくれたんでしょ!?無理しなくていいからね!ウチが守ってあげるから!」
「え、いや!違いますよ!?」
「…何を勘違いしているか知らないが、大河は原高時代の後輩だ。しかも大河は鉄也のあれだ」
二ツ橋先輩の誤解を解こうとするも、口を挟む余裕なく先輩はあたし達を背中に隠して話を進めていく。
それにため息をついて額を押さえながら木嶋先輩は誤解を解いてくれた。
それを聞いた二ツ橋先輩は目を丸くしてパチパチと音が出そうなくらいしっかりと瞬きをしてあたしを見た。