こいつ、俺の嫁。【2】
先輩に喧嘩売ったらせっかくの大学生活が大変なことになる!
ここはあたしがこの場を何とかしないと!
「あ、あの…」
「…二ツ橋、マネを探すのもいいが男子を勧誘して…ってもしかして大河か?」
あたしが口を開くと二ツ橋先輩のところにやって来た人に名前を呼ばれた。
高校の時もがたいは良かったけど、会ってない間にさらにがたいが良くなっているし、髪も染めているから最初は気付かなかった。
でも強面な顔つきでもお父さんみたいに優しく微笑んでくれるその姿を見て、誰なのかピンと来た。
「え、き、木嶋先輩ですか…!?」
「あぁ!やっぱり大河か!久しぶりだな」
「木嶋先輩こそお元気そうで!一瞬誰か分からなかったですよ!」
都会の大学に行くとほとんどの人が弾けるというが、まさか木嶋先輩まで髪を染めたりして弾けていたなんて。
でも左手薬指についた指輪を見て、この人の根本は変わってないと安心した。