未来へ続く道

｢あぁん?誰が有り得ないだっゴラ｣

なんとなく俺の事だろうと分かり
こいつに俺が有り得ないと言われた事が
ムカついた


｢今杏ちゃんと話してんの、割り込んでこないで｣


｢こっちだってな今智くんと話してんだよ、
けど有り得ないだのなんだのって言うからだろ｣


｢ほんとのことじゃんか!!え、何?もしかして
いい男だよとか言って欲しかったわけ?｣

そういう訳じゃない
そんなのどうでも良かった。ただ俺はムカついた。
なにがこんなに腹が立つか分からないせいで俺自身にも。



｢てめ、まじでムカつくな!!なんでお前はそう言う言い方しか出来ないんだよ!!｣


｢ほらもう喧嘩すんなって｣



｢宮間もこの2人のこと聞くのやめろ
すぐこいつら喧嘩すっから｣

俺たちの喧嘩が始まりすぐに今度は
橙真くんが堪らず喧嘩を止めに入るなり
大輝くんは宮間さんって人に注意していた



｢柚月ーwお前やっぱ好きだろ｣

俺の耳の近くでﾎﾞｿﾞっと言ってきた智くん