僕の彼女はかっこいい





今年度の合同活動やお互いの文化祭や体育祭のことなど、一通りの打ち合わせが終わったときには夕方になっていた。


交流会と言われたのが分かるくらいに途中何度も話が脱線したから、思ったより時間がかかった。



そろそろしょうちゃんもバイト終わるだろうし、早く帰ろうとまだ散らばって話している会長達に声をかけて会議室を出る。




「小野さん、待って」


廊下に出たタイミングで館山くんに腕を掴まれた。




「どうしたの?」


「一緒に帰ってもいい?」



私も背は低くないほうなんだけど、それでも少し見上げる身長は、しょうちゃんより高いかもしれない。




同じ方面に帰るわけだから、断る理由もない。

ましてや今後も生徒会として付き合いがあるなら、仲良くしておいたほうがいい。









< 200 / 201 >

この作品をシェア

pagetop