激おこ転生幼女のモフモフ無双!
「そうか。白状すると、さっき騎士らがこぞって君に贈り物をするのを見て、俺もなにか用意しておくんだったと後悔したんだ。慌ててなにかないかと荷物を覗いてみたが、大の男が君を喜ばせられるような物を持っているわけもなく……。当然、君がドラゴン殿の不在で元気がないのは気づいていたのに、俺は本当に気が利かない」
 まさか、フレディは私になにかあげられる物はないかと、捜してくれていたのだ……!
「そんなことないよ! フレディが気が利かないだなんて、そんなことは全然ない。目に見えるなにかじゃなくても、いつもフレディが私のことを気にかけてくれているのをちゃんと知ってるわ」
 ブンブンと首を横に振り力強く断言すれば、フレディは少し驚いたように目を瞠り、次いでふわりと微笑んだ。
 甘やかなその笑みに、トクンと鼓動が高鳴る。彼の笑顔は、私の胸をそわそわとさせる。
「ふふっ。この帳面のページが一杯になっちゃう前に、生まれてくれるといいわね」
「なに、ページが一杯になってしまったら、また俺が新しい帳面を買ってやる」
「ほんと!? 約束よ!」
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