激おこ転生幼女のモフモフ無双!
 フレディがモッツァー皇帝に署名をさせた二通の証書。それから、ドリアナ帝国のゴンザレスに署名させた証言証書。それらはこの帳面の真白いページを切り離し、作成された物だ。
 私の手にグッと押し当てられたそれらは、不思議なくらいしっくりと馴染んだ。
「でもフレディ、これってどっちもとても高価な品物よね。私がもらっちゃって、いいの?」
「なに、いい物だから長く使える。君が長く使ってくれたら嬉しい。……もっとも、他の騎士たちの贈り物のように、君用に誂えたわけではないから見た目は少々地味だがな。もし、気に入らないのなら――」
「そんなことない!」
 私は彼の言葉尻を遮って、胸に帳面と万年筆をギュッと抱き締めてお礼を告げる。
「帳面も万年筆もすごく素敵! とっても気に入ったわ! 私、大人になってもずーっとこれを使う! ありがとう、フレディ!」
< 232 / 325 >

この作品をシェア

pagetop