ラグジュアリーシンデレラ
そして、三日後。

りずさんは、黒いスーツで会社に現れた。

「りずさん、これは?」

亀山さんが尋ねると、りずさんは髪をサラッと払った。

「聞いてない?私、今日から林人さんの秘書になるのよ。」

「秘書!?」

遠くで聞いていた私も驚く。

その瞬間、私はりずさんと目が合った。

ふふんと言わんばかりの顔。

どこまで余裕があるの!?

って言うか、本当に秘書になれると思っているの?


「えっ、りずさん?」

出社した林人さんも驚いていない。

「社長。今日から朝倉さんが、秘書になるというお話、聞いてましたか?」

「いいや。」

そんな林人さんと亀山さんに、りずさんはデスクの上を指さした。

「何だ?」

走って林人さんが社長室のデスクを見ると、一枚の紙が置いてあった。

「こ、これは!」
< 136 / 177 >

この作品をシェア

pagetop