ラグジュアリーシンデレラ
私まだ、返事できているよね。

でも、身体がポカポカしてきた。

思わず大胆になっちゃう。

私は井出さんの肩に、頭を寄せた。

「井出さん、ファンの集い3はありますか?」

そう聞くと、井出さんは私の顔をじっと見つめてきた。


「用意していなかったけれど、もっと俺と一緒にいたい?」

「いたいです。」

頭がポーッとなる。

人間酔うと、正直になれるんだ。

「……ホテルで休む?」

「ホテル?」

「この下の方にホテルがあるんだ。」


私は、少し戸惑った。

これって、Hされても何も言えない状況だよね。

「大丈夫、何もしないから。」

そう言われて、井出さんに抱き寄せられた。

「……はい。」

なるようになるしかない。

私達は立ち上がると、ホテルのフロントで部屋の鍵を受け取った。
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