私の人生も捨てたもんじゃないかもしれない
「ごめん。」
と頭を下げている彼。
「いえ、大丈夫ですよ。そちらの方とどうぞ幸せになってくださいね。じゃあ私はこれで。」
背を向けた瞬間、
頭に鈍痛が響く。
何が起きたのかわからない。
状況が全く読めず、口から出た言葉は
「いっ、、、、、」
それしか出なかった。
出したらまたこの痛みが来る。
昔にも受けたこの痛み。覚えがある。
嫌だ。怖い。
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