密かに出産したら、俺様社長がとろ甘パパになりました~ママも子どもも離さない~
「悪かった……真菜……聖子……」
嗚咽の混じった彼の懺悔を、真菜ちゃんも聖子さんも、悲しい瞳でただジッと聞いていた。
反省の色を見せている聖子さんの元夫のことは、聖子さんとも相談して警察に届けないことにし、私たちはそれぞれの家に帰ることにした。
聖子さんと真菜ちゃんがタクシーで帰るのを見届けた後、私たちも玲士の車に乗る。
いつもなら私は助手席に乗るのだが、今日はどうしても煌人の隣にいたくて、後部座席に座った。
「煌人、えらかったね。真菜ちゃんを守ろうとしたんだって?」
そう言ってチャイルドシートの煌人の頭にポンと手を置くと、煌人は少し不服そうに口を尖らせた。
「うん……。だけど、ちょっと焦ったよ。今日は変身ブレスを持ってなかったから」
「えっ?」
変身ブレスって……シュワレンジャーの?
「もちろん、僕だっておもちゃで変身できないことはわかってるけどさ。でも、あれを着けてればもうちょっとカッコよく真菜ちゃんを守れたかなぁって」