MATSUのごくありふれた平凡な日々

「じゃ、お気をつけて、お先に失礼します」

さっさと駅の方へ歩いて行ってしまった。

「え、ちょっと。
 それ消してよ」

慌てて後を追う。

「嫌ですよ~。
 消したら、ネタなくなっちゃうじゃないですか」
「ネタって、あんたね。
 脅迫罪で訴えるから」
「どうぞ」

この上なく楽しそうだ。

そうだろうよ。

松は胸の内で毒ずく。

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