MATSUのごくありふれた平凡な日々

「そうかなあ」
「おばあちゃん、調子でも悪いの?」
「元気よ、元気。
 今日、詩吟の集まりがあるとか言ってた」
「ふふ、元気ならなにより」

美紀が愉快そうに笑う。

「あ、サル」

サル?

「あれ、美紀さんお昼ですか?」

暁と営業部のわんこと呼ばれている瑠衣が連れ立って歩いていた。

瑠衣が嬉しそうにクルクルとした目を輝かせる。

「そ」

美紀は軽く返した。

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