MATSUのごくありふれた平凡な日々

「うん・・・。
 もしかして。
私が美紀と仲よくしているから、面白くない・・・とか??
 美紀をとられるのが嫌とか??」

ドアノブに手をかけた美紀は、横にいる若干上目遣いになって伺っている松を見下ろした。

「は??」

地よりも低く声が這う。

「いや、ほら、独占欲がもしかしたら強い~、なんて」

美紀は目を閉じると、いらただしげに髪をかき回した。

くわっと目を見開いて、指を松の肩につきつける。

「いい、あんたは恋愛小説を読みすぎ。
あいつは、そんな恋愛脳してないから。
そんな部分も性悪に染まっているからっ
真っ黒よ、真っ黒」
「はい」

迫力に押されて、思わずうなずいた。

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