MATSUのごくありふれた平凡な日々
「おはよう」
さわやかに笑って、歩いてくる。
「なんだ、もう話しちゃったんだ」
「当たり前でしょ」
暁は肩をすくめると、手にしていた書類を松に差し出した。
「はい、領収書。
よろしく」
「う″わ」
松は受け取りながら、潰れたような声を出す。
「じゃ、またランチでね」
美紀はさっさと場を後にしようとした。
「あ、僕も重役に呼ばれているんだった」
暁は美紀の後を追っていく。
「でも、なんだかんだいいながらも、仲いいよね」
松は呟いて、経理部に入った。