この声で、キミに「好き」と伝えたい。
だけどそれは、ママが敷いたレールの上をただ歩いているだけなのでは…。


と、最近考えるようになっていた。


大会やコンクールで優勝することが当たり前とされ、自分の意志ではなく、ママが決めた進路に進む。

それは、期待されている証拠だけど…。


もし、別の道があるのなら、美歌みたいに好きな髪型にして、歌のレッスンもなにもかも投げ出して、友達とたくさん遊んでみたいなとふと思うこともある。
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