この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
優勝したのは、他校の生徒。

高校3年生のようで、有終の美を飾ることができ、トロフィーを抱いて嬉し涙を流している姿が目に焼きついた。


そのトロフィーを手にしていたのは、あたしだったはず。

去年のコンクールでの記憶が蘇る。


手にできなかった賞状やトロフィーは、今回が初めてだ。


スポットライトは優勝者に向けられ、ステージの端に佇むあたしは…まるで陽の当たらないところに生える雑草のよう。
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