この声で、キミに「好き」と伝えたい。
「千歌。今日の夕方のレッスンも楽しみにしてるよ」


衛斗は早々に朝食を済ませると、自室へ戻っていった。


…夕方のレッスン。


毎日、歌とピアノの先生がきて、防音室のレッスンルームで夜までレッスンがある。

衛斗といっしょに。


しかも、衛斗がピアノの伴奏をし、あたしがその曲を歌うというもので、衛斗といっしょにひとつのものを作り上げるということがすごく憂鬱。
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