5年越しでも俺の気持ちは変わらない
「俺に構わず学校行けばよかったのに」
彼のスピードが落ちて私との距離が近くなる。
もうなんだかんだ最後は合わせてくれるんじゃん。
「ぜぇはぁ、はぁ… だって…倫也のことほっとけないから」
「よく言うぜ」
知らんぷりして行くほど私は薄情者じゃないんだから!
「ふっ、そうか
じゃあ行くぞ」
「うん! 」
私たちがこうして一緒に登下校する光景はもう当たり前になっていた。
こんな感じで私たちはそれなりに仲良くしてたんだよね。
まあ家が近くってことも大きかったんだけど。
倫也がどう思ってるかは別として、私にとって倫也は大切な友達だったの。
そんないっつも意地悪ばっかりしてくるあいつ。
何度怒って、何度言い合いしたことか…
でもね…
本当は優しくてかっこいい所もたくさんあるの。
成長するにつれてそういうところをたくさん見つけていった。
そんな倫也に対する私の想いは、
いつしか"恋"へと変わっていった…。