5年越しでも俺の気持ちは変わらない



「ちょっと話がある」


「え?」


話…?


なんだろ。なんか私やらかしちゃったけ…?


じゃなきゃこの雰囲気は明らかにおかしい。





「待って私も話すから!」


お母さんまでエプロンを外してこっちへと駆けてくる。



改まった両親とダイニングテーブルを挟んで座ってるのは変な感覚。








口火を切ったのはお父さんだった。




「実は仕事でしばらくの間異動になったんだ」



「え?」


異動…?


それって遠くに行くやつだよね。



いつも脳天気な両親で急なことには慣れてるけどこればかりはびっくり。




「それでお母さんもお父さんについて行こうと思うの
最近おばあちゃん調子悪いでしょ?
お父さんの異動先がその近くで都合いいかなって」


「そういうことだ」


「異動って言っても数ヶ月とかでそんなに長いわけじゃないのよ!」



数ヶ月ってちょっと大まかすぎじゃない?


とか心の中で突っ込んだりして、


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